モータの負荷試験装置の製作


 ソーラーカー、エコラン、電気自動車などの車体に搭載するモータは設計、製作したモータをいきなり車体に搭載して
走行させることは危険であると共に仕様が満たされていない場合は取り外しなどの時間がいるので仕様変更に取り掛
かるまで時間がかかります。
 そこで企業などもそうですが設計・製作する場合は一度試作モータを製作し、負荷試験を行います。勿論、回らなけ
れば作り直しなわけで、うまく回転しても設計値通りトルク・回転数が出力されるか確認をしなくてななりません。

 負荷試験装置では負荷をモータにかけるだけでなく、モータを発電機として試験することもあります。ソーラー
カー、エコランなどの競技車両にとってエネルギーマネージメントは大変重要であり、回生(発電)などは特にエ
ネルギーが入力されて、蓄えられて、出力される過程ですべて効率が関係してくるので大会のレースにおいて
回生データを持っているか、持っていないかでレースマネージメントが変わってきます。

 タイトルでは装置の製作となっていますが、現在私が使用している負荷試験台は過去の偉大な先輩方が製作したも
ので、99年のオーストラリア大陸縦断のWSCに出場する為?に製作したらしいです。
 ここでは負荷試験装置の機器構成や構成などについて説明します。
図1

図1の大きい装置がトルク試験機です。トルクと回転数を検出します。
奥に取り付けられているのがモータです。

図2
図1の手前に図2の装置が取り付けられます。
これはパウダーブレーキと呼ばれるもので負荷をかける装置です。
トルクむらがないので精度よく測定することが可能です。

図3
負荷試験台構成図を図3に示す。

表1
計測装置器具を表1に示す。


図4
測定風景です。私です。制服着てますが制服での作業は危険です。
この姿勢はかなり疲れます。
しかも、精密に測ろうとすると負荷調整のボリュームに触るだけで発生するトルクの検出値が動くので難しいです。


今のところこんな感じでまとめておきましたがもっと知りたいかた掲示板で書き込んでください。
眠たいので寝ます。
2008年2月29日


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